香港貿易発展局新総裁に張淑芬(ソフィア・チョン)氏が就任

 香港貿易発展局は2025年10月1日付で、張淑芬(ソフィア・チョン)氏を新総裁に任命した。
 張淑芬新総裁は、世界経済は絶えず変化しているとして「香港が担う『Superconnector』および『Super value-adder』としての役割は、これまで以上に重要になっている」と指摘。香港貿易発展局はこれまで、さまざまな香港企業と共に歩みながら、グローバルな不確実性の中で各企業がビジネスチャンスを掴む支援をしてきた。今後も香港の独自の強みと優位性を最大限に活かし、サービスの質と幅をさらに高めることで、企業の競争力強化と新市場の開拓を促す構えだ。
 張総裁は「より多くの企業が、香港を国際ビジネスの拠点として活用するよう促進する。香港経済に新たな原動力を注ぎ込み、国際ビジネスハブとしての地位を一層確固たるものにしていく」とコメントしている。

 同日付で上席副総裁には古靜敏(ジェニー・クー)氏が就任し、国際展示会および関連サービス、ならびにデジタルビジネス部門を統括する方針だ。張総裁は古氏について「古氏は長年にわたり香港貿易発展局および中小企業の支援に携わり、豊富な経験と幅広い視野を培ってきた。彼女の経験と革新的な考え方が、香港貿易発展局チームにさらなる活力と成果をもたらすと確信している」と期待を述べている。
 古上席副総裁は現職まで、展示会およびデジタルビジネスを統括する上席助理総裁として、香港の対外貿易促進に注力してきた。2020年には展示会市場開発部長として、リアル展示会をオンライン展示会へと円滑に移行。2021年にはデジタルビジネス部門長として、香港貿易発展局のデジタル化戦略の策定・実行を主導し、hktdc.com Sourcingプラットフォームのアップグレードを実現、中小企業によるデジタル技術活用を後押してきた経歴がある。

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