映像・音響機器のレンタルと販売を手掛ける映像センターは2月18日から20日までの3日間、東京ビッグサイトで開催される「ProLight & ProVisual(プロライト&プロビジュアル)」に出展する。ブースの見どころや出展の狙いについて、プロジェクトを主導する加藤氏と大野氏の二人に話を聞いた。

(L)イベント映像事業部 首都圏営業部 ステージ制作部
制作課 課長
加藤 大祐 氏
(R)イベント映像事業部 首都圏営業部 第二営業部
ライブ・コンサート2課 係長
大野 恵佑 氏
奥行き表現を軸に新たな演出手法示す
――毎回、大規模ブースで出展していますが、改めて「プロライト&プロビジュアル」をどのように捉えていますか
加藤 私は「プロライト&プロビジュアル」初開催の頃から携わっていますが、前回展でも、仕事でお世話になった技術や照明の方たちが「映像センターは毎回面白いことをやっているね」と足を運んでくださいました。お客様も多く見に来てくださるので、皆様に面白いものを披露したいと考えています。
大野 私は今回から携わっていて、役割としては全体を見ながらブースの演出面を担当しています。
これまでは完成した自社ブースを視察する側であることが多かったのですが、実はチャンスがあれば自分でもブースを手掛けてみたいと思っていました。私たちは、出展企業のブースに機材を設置する裏方に徹することがほとんどです。しかし今回、出展する側として「製品やサービスを見てもらうためにはどうすればいいか」を突き詰めて考えることが重要だと感じています。
普段はライブ・コンサート現場を中心に営業しているので、演出のヒントやアイデアをブースで表現したいと考えています。
――具体的には
大野 見ていただきたいのが、3D表現が可能な新商材「V40」です。この機材の仕組みとしては、電飾の粒が並んだ紐を柱状にたくさん吊るして立方体がつくられており、そこに奥行きのある3D映像が浮かび上がるようになっています。従来の映像は平面的な表現が主流でしたが、次第に立体的な表現やVR(仮想現実)の表現も普及してきました。そして今回映像センターでは、新たなチャレンジとして実際に立体的な映像を出せる機材を使い、ブース内に特別な空間を作り出そうとしています。

加藤 最近、LEDビジョンも透過するものが好まれる傾向があり、今のトレンドは「奥行き感」といえます。例えば、透過型LEDビジョンの奥に照明を仕込み、映像と照明を連動させることで、より深い表現が可能になるのです。
3D映像は送出側に技術が必要で、中でも「V40」は扱いの難しい機材ですが、映像の送出ノウハウを持つ当社ならではの強みを活かし、コンテンツ制作も含めて内製で試行錯誤しているところです。
――初めて映像センターを知る来場者には、どこに注目してほしいですか
加藤 まずはブース外観です。今回は周りをジョーゼット生地で囲い、全体的に透けて見えるような異質な雰囲気にしようと考えています。中に入って「こんなこともできるのか」と感じていただきたいですし、そのために興味を持っていただけるような入り口にしたいですね。
大野 ブース全体で「二面性」を見せたいとも考えています。「V40」による直線的な構成の中に曲線を共存させたり、エリアによって見え方や音の聞こえ方を変えたり。また、デモについても複数のパターンを見せることで、当社が多様な要素を形にできることを知っていただきたいです。


映像・音響・照明の共存 チーム一丸で取組む
――今回の出展コンセプトについてお聞かせください
加藤 大きな目的は、当社の認知拡大と総合プロモーションの提案力を伝えることです。これらは毎回の出展で共通するものですが、今回は社内向けの裏テーマとして「共存」という言葉を掲げました。コミュニケーションを重視する当社の考え方にも通じるなと。
会社規模が拡大する一方で、社内の横のつながりが希薄になったと感じることもあります。そこで、映像・音響・照明が共存する展示会出展を通し、私たちは同じチームなんだということを再認識したいと考えたのです。一つの目標に向かって協力し、思いやりを持って取組む。熱い気持ちを若手メンバーにも伝えていきたいと思っています。
大野 加藤が中心となり、私が演出、そして照明や音響をまとめる若手たちがそれぞれ動いています。他人事ではなく、自分たちの会社のプロジェクトとして一丸となって臨みたい。若い世代にその熱量を発信し、興味を持ってくれる社員を増やしていきたいという願いを「共存」に込めています。
映像が当たり前の時代 その先の表現を探る
――イベント映像の変化をどのように感じていますか
加藤 10年前と比べ、今やステージは映像ありきとなり、映像業界の認知度は飛躍的に上がりました。しかし、それにおごらず、時代を作ってきた音響・照明の存在を忘れてはなりませんし、映像は特に新しさを追求するべき領域です。経営サイドからも日頃から「挑戦することを忘れるな」と言われています。お客様のニーズに応えながら、プラスアルファの提案などで期待をも超えていきたいですね。
大野 お客様からの要望は、意地でも断りたくない。だからこそ、私たちだけで考えるのではなく、お客様と一緒に作り上げるという意識を強く持っています。
加藤 映像が綺麗なのは当たり前。今回の出展では、その先にある表現をお見せできると思います。映像センターならではの展示空間をぜひ体感していただきたいです。
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