こんにちは!人だかりを作る展示会講師の丸山久美子です!
前回「来場者の五感を刺激すると集客や接客を成功できる」とお伝えしましたので、今回からは実例を紹介していきたいと思います。
2月6日・7日にパシフィコ横浜で開催された「震災対策技術展」で、弊社がコンサルティングを行った有限会社ケイ・ピー・ディ事業内容:開発請負・プリント基板設計・基板製造・部品実装・組立
来場者の視覚を刺激した展示方法として、「人命探索補助レーダー」という文字をパラペットや展示台に貼付けました。


「展示」というと、製品やサービスの並べ方をイメージする人が多いと思いますが、このような装飾も展示の一部と捉えてください。
少し離れた位置からでも来場者に見えるように「このブースには何があるのか?」を文字で貼り出すのがオススメ!集客力がグンとUPします!
来場者から見える文字の大きさ、太さ、書体、色、パッと読みやすい文字数も意識しましょう。特に、パラペット(ブースの上部)と展示台(ブースの下部)が来場者の視覚に届きやすいです。
私は今まで3,000回以上の展示会でブースに立ち接客した経験がありますが、残念ながら、私たちと目を合わせないように歩く来場者が多いのが現実です。約7割の来場者は上の方を見て、約3割は下の方を見ながら歩いている印象があります。それをヒントに、来場者の視覚を刺激するこの展示方法を思いつきました。
効果は抜群!今回の展示会でも「人命探索補助レーダー…」と声に出しながら近づいてきた来場者が何人もいたり、「これって何?」と質問してもらえたり、休む暇がないほど人だかりの状態が続きました。
また、お金をかけてパネルを作らずとも、A4用紙1枚に1文字ずつ印刷して貼るだけでOK!これなら「他の言葉にすれば良かった…」と思った際にも気兼ねなく作り直す事ができます。特に、まだどんな言葉が集客に効果的か分からないうちは、A4用紙で作って色々なパターンを試してみてください♪
さらに!出展者のアイデアで、パラペットの裏側にも文字を貼ったのですが、かなり集客効果がありました!この方法は私も目から鱗でした!

いかがでしたか?
今回は「来場者の視覚を刺激する展示としてA4用紙に文字を印刷し貼り出す」という、とてもシンプルですが絶大な効果がある集客方法をご紹介しました。
なお、展示会によっては、パラペットには社名の掲示が必須だったり、掲示物はNGという場合もありますので、ご出展の際には主催社へ問い合わせてみてください。
では、また来月お会いいたしましょう!ありがとうございました!

丸山 久美子|KUMIKO MARUYAMA
人だかりを作る展示会講師
シャベリーズ 代表取締役