【2025年、経営者の視点(寄稿)】若手社員育成の取り組みと未来への期待[フジヤ・永田 智之]

フジヤ 代表取締役社長 永田 智之 氏

■社員は会社の「財産」であり「強み」
フジヤでは、社員一人ひとりをかけがえのない「財産」とし、最大の「強み」と考えています。働き方が多様化し、長く一つの会社に勤める以外の選択肢が増える中でも、当社では、社員が「働く意義」を持ち、自分の強みを養いながら成長し続けることを大切にしています。

■未来を描く全社プロジェクト「FFF100」
この考えのもと、2023年度に「Fujiya Future Forum 100(FFF100)」という全社横断プロジェクトを発足しました。創業100周年を迎える2028年に向けて、若手からベテランまでの現場社員が集まり、「フジヤがどのような会社でありたいか」を議論し、共有しています。この活動では、社員が課題を発見し、その解決策をチームで考え、対話を重ねることで、より高い視座を持った思考力を育むことを目指しています。これは100周年に向けた「5つの経営の挑戦」の中のひとつ“社員ファースト労働環境への挑戦”の取り組みでもあります。

■「響創」を通じて多様性を力に
プロジェクトの中心となるのが、当社が大切にする理念「響創」です。「響創」とは、多様な価値観を響き合わせ、新たな価値を創り出すという考え方です。性別や年代、勤務地が異なる社員たちが固定概念を取り払い、次世代のために一緒に課題解決に挑むことで、働きやすく、働きがいのある会社を目指しています。このように多様性を力に変える取り組みは、現代社会で特に求められる力と考えます。

■社員とともに未来へ
「FFF100」は若手社員だけでなく、ベテラン社員や経営層も含めた全社一丸の取り組みです。このプロジェクトを通じて社員一人ひとりが成長し、「響創」を通じて得た「強み」を活かして、より良い会社づくり、そして社会への貢献を果たしていくことを期待しています。フジヤはこれからも「響創」の精神を軸に、社員とともに未来を切り拓いていきます。

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