【2025年、経営者の視点】「コンサル型」アプローチで課題を解く[シムディレクト・長崎 英樹 氏]

シムディレクト 代表取締役(シンユニティ 取締役) 長崎 英樹 氏

シムディレクトは、タケナカから派生した会社なので、プロジェクションマッピングや空間演出を得意としています。特にデジタル演出の会社というイメージは持たれていると思います。

スワッグはクリエイティブ分野に強く、将来的にはスワッグがクリエイティブの中心となり、グループとしてトータルコーディネートできるようになるといいと思います。そうなるとシムディレクトは今よりさらにもう一段上の領域を広げていかないといけないと考えています。

クリエイティブはあくまで一部分でしかなく、マーケティングや分析なども含めた、コンサルティングのような立ち位置を目指しています。実際、今もオフィスエントランスやテーマパークなどで演出を手掛けていますが、もっと手前の段階から「集客したい」「ブランドを高めたい」などの相談を受けられるようになりたいと思っています。デジタル演出は大事ですが、それだけに留まらず、根本的な課題解決を総合的にサポートできる会社へシフトできるよう、強みを活かしながら発展させていきたいと考えています。

やはり「経営視点でどんな成果を望んでいるのか」を想像しながら提案することが大切です。担当者が気付いていない部分も、経営者は見えているかもしれない。そのギャップを埋めるのが我々の役割ですね。

例えば予算のわりに得られる価値が大きいイベントなら、もう一歩踏み込んだ演出を提案し、投資に見合うリターンを得ましょうと言えるかどうか。それで実際に予算が倍になることもあれば、逆に縮小されることもある。けれども常に、クライアントの最終的な目的に寄り添うよう努めています。

デジタル演出=シムディレクト、だけではなく、企画やブランディング、コンサルティング面も含めて対応できる会社だという点をしっかりアピールするためです。実際にクライアントと話してそのように思ってもらえても、現状のHPではデジタル演出の部分がまだ前面に出ている。我々の姿勢が広く認知されるには時間がかかると思います。だからこそ今から「シムディレクトは課題解決型のプロ集団だ」というイメージを打ち出していきたい。HPのリニューアルも、その第一歩になるはずです。

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