【産業界と展示会】日本溶接協会 新年会レポート

日本溶接協会は1月6日、溶接界新春賀詞交歓会を都内で開催した。

青山和弘会長は2024年を振り返るなかで、インテックス大阪で開催された「国際ウエルディングショー」について、来場者が10万人を超えて大阪会場としては過去最大規模の開催となったこと、関西圏を中心に1100人の工業高校の学生が参加し、うち270人を超える学生にVR、ARの溶接シミュレーションを体験してもらったことを報告。「次世代を担う若い人たちへ溶接技術への高い関心は業界としては必須」と続けた。また2025年の協会の重点施策として人材育成の抜本的強化、次世代技術への対応、国際競争力の強化を挙げ「3つの施策実現には協力が不可欠。課題の解決とサステナブルな業界活動の画一に努めていきたい」と協力を仰ぐとともに意気込みを語った。

 続けて産報出版の大友亮代表取締役社長が登壇。大友氏は産業界が掲げるキーワードや課題を挙げ、人材の確保や溶工人材の多様化への対応など、抱える課題は溶接業界も同様であるとして、昨年大阪で開催した国際ウエルディングショーが「課題のアンサーとなる出展製品と協賛イベントがあつまった」と振り返り、2026年に東京ビッグサイトで9月16日から19日まで開催する「国際ウエルディングショー」に向けて活動がスタートしたことを報告。また溶接業界のメディアとして「溶接のイメージアップや魅力を伝える話題ニュースについて媒体を通じて広くアピールしていく。溶接の発展に寄与していく」と語った。

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