
コングレはZeveroとの協業のもと、全体の事業活動(Scope1-3)および展示会における温室効果ガス(GHG)排出量の算定を実施した。算定と分析はZeveroが担当し、国際基準(GHGプロトコル、ISO等)に準拠した手法で行った。
コングレ全体の算定対象期間は2024年度。対象範囲は本社・支社オフィス、直営MICE施設および指定管理者施設。GHG排出量はCO₂換算で3万8746tだった。排出の大部分はScope3に起因しており、とりわけ「購入した製品・サービス(Scope3.1)」が大きな割合を占めている。また、「電気(Scope2)」も主要な排出源であり、施設運営事業および付随するサプライチェーンにおける排出構造の重要性が定量的に確認された。これは施設運営とMICEの企画運営を手掛ける同社の事業特性が排出構造にも反映されていることを示している。
日本UAS産業振興協議とコングレが開催した「第2回Japan Drone/次世代エアモビリティEXPO 2025 in 関西」(出展規模:81社・団体87小間)においては、イベントLCAの考え方に基づく算定を実施した。算定対象範囲は会場エネルギー、飲食、廃棄物、イベント全体およびブース単位の展示施工・装飾、物品レンタル・印刷物、主催者・運営関係者、出展者、来場者、登壇者の移動・宿泊など。GHG排出量はCO₂換算で103.3tだった。
今回の算定では事業活動全体および展示会における排出の傾向が多層的に整理・可視化され、削減施策の優先領域を検討するための基盤が整った。同社は今後、今回の算定で把握した排出構造をもとに、事業特性に応じた削減施策を具体化していく。特に展示会・イベントおよび施設運営においては、関係企業と連携しながら、実効性のある削減プロセスの構築を進める方針。具体的には、①展示会・イベントにおけるのLCA算定の継続実施、②施設利用者・主催者向け算定支援の検討、③優先領域の整理および情報開示の充実の3点を段階的に推進していく。
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