保育博が11月20日、東京都立産業貿易センター浜松町館でスタートした。メッセフランクフルトジャパンが主催する保育博は保育・教育商材が集まるビジネス見本市。
課題やニーズの広がりを見せる保育・教育産業にあわせ、今回はインクルーシブ(発達支援)ゾーン、学習教材ゾーン、遊具・玩具ゾーン、保育ゾーンなどを新設し、会場には保育園や幼稚園の経営者、従事者、バイヤーが来場した。

カツマタは、無味無臭のフッ化物洗口剤・むし歯予防薬「ぐるぺpr」ほか、施設向けの集団衛生管理商材を出展。フッ化物による洗口は厚生労働省が推進しており、学校などで広まりつつあるが、自治体によっては普及できていないという。タブレットを希釈するタイプが多いなか、「ぐるぺpr」はポンプ式で薄める手間が不要となる。すぐ使え、管理も容易なため、先生の負担も軽減されるという。



サービスや理念、マネジメントを第三者が評価する”第三者評価”を保育や福祉施設向けに実施している評価基準研究所(IRES)は2度目の出展を行った。第三者評価では中立な立場から専門家が評価を行い、その結果を事業者と共有することで、運営の強みや改善点が明確になる。利用者にとっては施設選びの判断材料となり、事業者にとっては質向上への継続的な指針が得られるしくみとなる。ブースでは、制度の概要に加えて、評価や報告書の活かし方を提示。

中部土木は天然コルクを使った弾性型遮熱性舗装「ドリームコーク」を出展した。コルクを練り混ぜた塗装は、衝撃が吸収され、けがのリスクが軽減するだけでなく、真夏に高熱になりづらいため、やけどを防ぐ。園庭のほか、屋上、プールサイドや階段などで導入が進んでいるという。

7回目となる今年は約200社が出展した保育博。次回は2026年11月19日、20日の開催を予定している。
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