【展示会レポート】危機管理産業展(RISCON TOKYO) 2024

「危機管理産業展(RISCON TOKYO)」が東京ビッグサイトで10月9日から始まった。

「防災・減災」、「BCP・事業リスク対策」、「セキュリティ」の3分野を中心とした商材が集まり、危機管理産業への新規参入や市場での販路拡大を目指す出展者と、課題解決を必要とする来場者のビジネスマッチングを行う。

リンテック21は、自動車を下から包むことで、海上浮揚を可能にするカバー「CAR SHIP NEPTUNE」を出展した。東日本大震災が起きた2011年から開発を続け、今年中の製品化を目指すためのコンセプト出展という。

出展者は「RISCONでは各方面の声を集めて反映したい。2012年に宮城県でお披露目した際は、東日本大震災の体験者からさまざまな意見をもらうことができ、そこから改良を重ねてきた。東日本大震災よりも大規模な被害が予想される南海トラフ地震に向けた準備は早いほうがよく、遅すぎることはない」と語った。

東京スカイツリーは電波塔の屋内外に、さまざまな研究機器等を設置するスペースを設けている。今回はその場所貸しを提案するために出展。年に10回ほど落雷があるということから、雷の観測に関する機器なども設置されているという。

担当者は「屋外にはアンテナ、屋内には機器などを設置でき、現在は各分野の研究所などから利用いただいている。大学の研究室の利用もあるため、これまでは学会などに出展してきたが、今回は”安全”に関心のある層に向けての出展となる」と話した。

「危機管理産業展(RISCON TOKYO)」の主催は会場である東京ビッグサイト。10月11日までの3日間、西1・2ホールで開催する。

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