本事例は『見本市展示会通信』で掲載した内容をWEB版記事として転載および再編集したものです。掲載されている内容や執筆者の所属企業名、肩書等は掲載当時のものです。無断引用・転載を固く禁じます。
日本初の3Dプリンターで出力した造形物を装飾材として使用したブースデザイン。バイオマスプラスチックを使用した装飾材の他に展示会の廃材を使用したハイテーブルやFSC認証木材やOSB合板を使用した造作物で全体を構成して環境保全に特化したブース。
装飾材は、ハニカム格子にフォグラス調のポリカボネートを取り付けてブース内部が透けて見えるようにし、クローズド空間だが圧迫感のないようにした。また、立体感のあるハニカム格子と鮮やかなブルーで全体を覆った異質なデザインで来場者の誘引を図った。
反響と今後
大型プリンターを軸にした弊社のアップサイクルシステムによるサーキュラーエコノミーである「循環型ディスプレイ」に多くの来場者から反響があり、今後も展示会・イベントでの「ゴミ0」を目指して多数の企業様とコラボレーションしていく考えである。
昭栄美術 第1製作部 製品開発課 課長 石井 敦