本事例は『見本市展示会通信』で掲載した内容をWEB版記事として転載および再編集したものです。掲載されている内容や執筆者の所属企業名、肩書等は掲載当時のものです。無断引用・転載を固く禁じます。
自社の業務PRではなく、「当社でできること」を試験的に試してみる出展方法を取っている。今回の出展では2050年に展示会業界の木材廃棄量をゼロにすることを目標として、木工ブースにおける「木」を「再生板紙」に置き換える「再生板紙構法」を考案して発表を行った。新構法の特徴は「材料の置き換え」によって本来木工ブースが持っている寸法自由性やデザインの自由度を損なうことがないよう配慮をし、現在の生産体系を極力崩さないよう考慮している。
反響と今後
展示会・イベント業界関係者を中心として店舗関係者など、多くの方に立ち寄っていただいた。中には関西など遠方から当ブースを見るためにわざわざお越しになった方もいた。新構法への評価は概ねよく、今後を期待する声を多く聞くことができた。まだまだ課題の多い構法ではあるが、需要が増えれば解決できるものが多くを占める。今後については、今回の進捗はもとより、当社だからこそできることを積極的に試していく前向きさを大切にしたい。
SUPER PENGUIN 代表取締役 竹村 尚久