[安全大会レポート]第 10 回東日本安全大会 トーガシ

イベントや展示会の施工を手掛けるトーガシは5月15日、タワーホール船堀(東京・江戸川区)で「第 10 回東日本安全大会」を開催した。協力会社や業界関係者が参加し、安全対策と事故防止の重要性についての情報共有が行われた。

冒頭の挨拶で、代表取締役社長・吉田守克氏は「安全大会の開催目的は二つ。一つは事故を未然に防ぐために学ぶこと。もう一つは事故が発生しても被害を最小限に抑えるための準備を整えること」と強調した。さらに今年3月に日本展示会協会が策定した「展示会搬入搬出等安全ガイドライン」についても触れ、「施工会社だけでなく、主催会社や会場施設を含む、展示会業界のステークホルダーが参加した委員会で練り上げた安全ガイドラインであるがゆえに、画期的な内容だと感じる。特に業界の新入社員の教材として広く活用されることを願う」と話した。

続いて、昨年度の事故報告が行われ、4M分析を用いた事故事例分析と対策が共有された。4M分析では、Man(人間)、Machine(設備・物)、 Media(作業・環境)、Management(管理)の各要素を詳細に検討し、根本的な原因を特定する。それによって具体的な改善策を立案し、安全性を向上させることができる。

落語家・林家きなこ氏による安全講和も行われた。「10倍伝わる話し方~ちゃんと伝えて伝わって、安全・安心の職場づくり~」をテーマに、相手に話を伝える上でのポイントを自身の経験談を交えて講演を行い、最後に落語を演じて会場を盛り上げた。

2024年度の新たな安全スローガン「未確認 それが一番 無責任」の発表に続き、会の終わりには、トーガシ社員が代表し「今年度も災害ゼロに」という力強い発声のあと、参加者全員が「頑張るぞ」と一斉に唱和するシュプレヒコールで締めくくられた。

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