建設業界のゼロ・エミッション実現への取り組み[日立建機・EV-LAB開所式]

日立建機は2024年5月27日、施工現場のゼロ・エミッション実現を目指す研究拠点「ZERO EMISSION EV-LAB」(EV-LAB)の開所式を開催した。

EV-LABには、電動建設機械・機材が稼働するデモエリアと、意見交換や新たなアイデアを生み出すコミュニケーションエリアが設けられている。デモエリアには、日立建機グループのバッテリー駆動式電動ショベル(5t、8t、13t)や、可搬式充電設備、電動クローラキャリア、小型EVトラックなどが設置される。コミュニケーションエリアでは、ゼロ・エミッション施工現場の再現動画やパネルが展示され、世界中の顧客やパートナーとの新しいソリューション開発の場として機能する。

中村執行役常務

同社・執行役常務でゼロエミッションプロジェクトリーダーの中村和則氏は「今後2年間で電動製品とソリューションを市場に早期提供し、EV-LABを通じてイノベーション創出に取り組む。また、コンソーシアム型の協創パートナーと協力し、建設現場のゼロ・エミッション化を実現することを目指す。EV-LABの開設をゼロ・エミッションへの新たなスタートと位置づけ、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速させていく」と述べた。

名称ZERO EMISSION EV-LAB(ゼロ・エミッション・イーヴイ・ラボ)
開設日2024年5月27日
所在地千葉県市川市本行徳2554-6
敷地面積1,654m²(500坪)
主な機能デモエリア、コミュニケーションエリア
設置予定機材バッテリー駆動式電動ショベル、可搬式充電設備、小型EVトラック、電動クローラキャリア
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