丸山 久美子|KUMIKO MARUYAMA
人だかりを作る展示会講師
シャベリーズ 代表取締役
皆さま、初めまして!
人だかりを作る展示会講師の丸山久美子と申します! これまで3000回以上の展示会で様々なブースに立ち、集客や接客を代行してきました。ブースの前を歩く来場者を立ちどまらせ、名刺交換やアポイントの獲得に繋げるにはどのように立ち回れば良いのか? 全て現場で模索し身につけてきました。
現在は、それらのノウハウを元に出展社へコンサルティングや社員研修を提供しています。昨年は80社以上の出展社を支援し、「アポイント獲得率前年比2倍」「売上前年比7倍」などの成果をご体感いただきました。
今月から毎月1回、計6回、連載させていただきます。よろしくお願いします!
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さて、初回となる今回は「展示会で成果をあげるための基礎」を紹介します。それは「来場者の五感を刺激すること」です。五感とは、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚で、視覚は目から見える情報。聴覚は耳から聞こえる情報。触覚は肌に触れて感じる感覚のことを意味しており、嗅覚は鼻から伝わる香りで、味覚は食べて感じる味のことです。
私たち人間は、この五感のいずれか、または複数が同時に刺激されると反応します。例えば、目の前を歩いている人が突然つまずいたら思わず見てしまうと思います。これは、視覚が刺激されたことによる反応です。あるいは、商店街を歩いている時に美味しそうな香りが漂ってきたら、何の香りなのか興味が湧いたり、どのお店の香りなのか探したくなったりすると思います。これは、嗅覚が刺激されたことによる反応です。
このように、私たち「人間」は、五感を刺激されると思わず見たくなったり興味が湧いたり何かしら反応するのです。
私は、この人間の特徴を活かして展示会で集客を成功させています。
昨年6月に開催された「ものづくりワールド東京」では3日間で4471リードを獲得したのですが、視覚、聴覚、触覚を刺激する内容のプレゼンを実施できたことが勝因でした。
左右へ歩いたりジェスチャーをふんだんに出したりと、視覚に届きやすい演出を入れ、笑い声や来場者への問いかけなどで聴覚に働きかけ、興味や関心が湧いたそぶりを見せた来場者へは、サンプルを差し出し実際に触れてもらい触覚を刺激していきました。
このように、来場者の五感を刺激できれば、立ちどまる確率もリードをいただける確率も跳ね上がるのです。
来月の連載からは、ブースの写真もお見せしながら「どう五感を刺激し集客や接客を成功させたのか」を紹介する予定です。お楽しみに♪ では! また来月お会いいたしましょう! ありがとうございました!