【連載】展示会講師が直伝! 成果をあげる方法|#4 “配るだけ”で終わらせない試飲・試食活用法[シャベリーズ/丸山 久美子]

こんにちは! 人だかりを作る展示会講師の丸山久美子です。

今回は、試飲や試食を実施するブースでお役に立つ実例を紹介します。

4月15日~17日に東京ビッグサイトでFABEX東京2025と同時開催された「食品&飲料OEM Expo」での、 松田製茶 出展者名:松田製茶 公式サイト
事業内容:猿島茶製のお茶や食事・甘味・化粧品の販売 ほか
様のブースです。

来場者の味覚と嗅覚へアプローチする戦略で集客を実施したところ、連日ひっきりなしの人だかり状態となりました!

今回ブースでは、集客用としてフルーツティーの試飲を配りました。飲食商材を扱うブースの場合、試飲や試食を配る集客方法はよく見かけます。

試飲や試食を配るなら、味を知ってもらうのはもちろんですが、その後の接客に繋げられたらベストですよね。しかし多くのブースでは「試飲や試食を配ること」がメインになっていて、接客と言ってもチラシを渡す程度で終わっているブースをよく見かけます。

試飲や試食はタダではありません。出展する会社の大切な経費を使って作っています。特に、むやみやたらに配って接客せず終わるのは一番もったいないです。試飲や試食は、その後の接客に繋がる配り方をして効果的に使うことをオススメしています。

では、配り方による違いを会話形式で見比べてみたいと思います。

 

出展者「どうぞ~お召し上がりくださ~い」
来場者「(試飲を受け取り飲む)」
出展者「ありがとうございます~」

→ お礼を伝えるだけで終わるか、チラシを渡して終わることが多いです。

 

●接客に繋がる配り方

出展者「フルーツティーです。何味か当ててみてください!」
来場者「(試飲を飲んで…)イチゴ!? 美味しい~!」
出展者「正解です!フリーズドライで加工したイチゴを入れた紅茶なんですよ~フリーズドライってご存じですか?」

→ 試飲をきっかけに来場者と気軽に会話を始めることができます。味や香りをヒントにクイズを出すことで、来場者の味覚や嗅覚にアプローチして会話に巻き込むのです。このような雰囲気で会話が始まると、興味や関心がわいた来場者からは質問もいただきやすくなります。

 

クイズの他にも、例えば独特な香りがする食材の場合は「独特な香りなので好みが分かれるのですが、召し上がってみてください」と伝えて渡してみてください。恐る恐る食べる来場者へ感想を聞くと気軽に答えてくださる方が多いです。

ぜひ、試飲や試食を配る際には、来場者自身の味覚と嗅覚で思わず試してみたくなるような…そんな言葉を添えて配ってみてくださいね!

では、また来月お会いいたしましょう! ありがとうございました!

 

丸山 久美子|KUMIKO MARUYAMA
人だかりを作る展示会講師
シャベリーズ 代表取締役

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