産業用ドローンが一堂に ジャパンドローン開幕

幕張メッセで「JapanDrone(ジャパンドローン)/次世代エアモビリティEXPO 2025」が開幕した。日本UAS産業振興協議会(JUIDA)とコングレが主催するジャパンドローンは産業の垣根を越えてドローン関連商材が一堂に集まる総合見本市。6月4日から6日までの3日間で開催する。

鈴木真二理事長

ジャパンドローンは今年で開催10年目を迎える。開会式ではJUIDAの鈴木真二理事長が「この10年間、社会実装に向けた規制緩和や法改正、安全運用のためのルールづくりなど、官民研究機関の様々な取り組みによりドローンのビジネス市場は大きく変化してきた。さらなる10年を見据え、展示会に最新のドローン技術やソリューションを一堂に集め、来場者の皆さまが直接触れ、体験できる場を提供する」と述べ、併催の次世代エアモビリティEXPO についても「空飛ぶクルマに代表される空の自動革命に向けて社会実装への挑戦”都市とつながる次世代エアモビリティ”をテーマ”に掲げる。大阪・関西万博後の社会実装を視野に入れた最新テクノロジーやサービスが紹介される」と続けた。

会場には初日から多くの人が来場し、出展物である物流や農業、災害対策、メンテナンス、エンタメなど、多様化するドローンの活用や、その開発と運用に関わる商材やサービスに興味を示した。

GMOインターネットグループは、GMO AI&ロボティクス商事(GMO AIR)を中心に、陸・海・空におけるロボットとドローンが活躍する未来を描く展示を行った。

ブース内にはプールを設け、人命救助ドローンが水難事故でどのように活躍するか、パラシュートと浮き輪を落とすデモンストレーションを実施したほか、陸上での災害救助用の四足歩行ロボットも披露。空の分野においては、VR体験を提供し、空飛ぶクルマが活躍する未来像を提案した。

DRONE STAR TRAININGはドローン国家資格向け基礎操縦力を鍛える練習セットとドローン操縦のシミュレーターゲームを出展し、飛行体験エリアも用意。そのほかブースでは観光やイベントなど、ドローンを使った空撮を得意とする富士山ドローンベースがスクールやドローンを使った運搬サービス、農業向け空中散布などのサービスを提案した。

日本ドローンサッカー連盟は大分県ドローン協議会ブース内で、競技用ドローンスポーツとして注目を集めるDrone Soccerの魅力を紹介。国内版小型サイズの「ドローンサッカーclass20ケージ」のほか、競技用ドローンボールの「class20」「class40」の機体を展示し、来場者が実際に操縦を体験できるストライカー体験会も実施した。

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