【取材レポート】Japan Drone/次世代エアモビリティEXPO 2024

6月5日、「Japan Drone/次世代エアモビリティEXPO 2024」が幕張メッセで開幕した。6月7日までの3日間、海外43社を含む261社・団体が396小間の規模で出展する。

開会式で主催者を代表しあいさつを行った日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の鈴木真二理事長は「JapanDroneは今回で9回目を迎える。2016年3月に第1回から比べると2倍の規模になった。来年の2025年大阪関西万博が直前に迫り、空飛ぶ車への関心も高まっている。このような機運から、過去最高数の出展者に集まってもらうことができた。国内外から最先端の技術が集まっている。3日間で新たな関係発掘、ビジネスチャンスを掴んでほしい」と呼びかけた。また1月1日に発生した能登半島沖地震について「われわれはボランティアの皆様とともにドローンを活用した災害対応にあたった。できたこと、なしえなかったこともあった。2日目のパネルディスカッションではこの件をテーマに議論する」と語った。

開会式(テープカット)の様子。展示会はJUIDA(代表:鈴木真二氏(写真左から6人目))とコングレ(代表:武内紀子氏(写真左))による共催。

会場内には大型ドローンの実機が並んだほか、小型ドローンの飛行デモ、VRを使った有人飛行デモ体験などを各社が実施した。

トップスポンサーとして出展したGMOインターネットグループはVRでの空飛ぶクルマの飛行体験を提供。東京・渋谷からGMOインターネットTOWERがある用賀へ飛行するシナリオで、空飛ぶクルマの実装された世界観を体感しながらも、途中警告などが表示されることで「空のセキュリティ」の重要性を伝えるものとなっていた。

ドローン販売・各種サポート業務のほか、DJI社の代理店としてドローン総合施設を運営するセキドはDJI製品を出展した。ゴーグルを用いて一人称視点でドローンを操作できる「DJI AVATA 2」などの空撮用ドローン、建設・測量用ドローン、農業用ドローンのほか、最大積載量30kgで飛行距離16km、最大速度20m/sの運搬用ドローン「DJI FLYCART 30」などの実機を多数展示した。

AirXはEHang社の空飛ぶクルマ「EH216-S」の実機展示と試乗体験に加え、Eve Air MobilityのeVTOL飛行のVR体験を提供した。

次回の「Japan Drone/次世代エアモビリティEXPO 2025」は、2025年6月4日から6日の3日間、幕張メッセで開催予定。

また「Japan Drone/次世代エアモビリティEXPO」の地域版にあたる「Japan Drone/次世代エアモビリティEXPO 2024 in 関西」は今年の12月18日・19日の2日間、大阪・ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンターで、”Beyond 2025~万博のその先へ~”をテーマに掲げて開催される。

error:
タイトルとURLをコピーしました