2月19日から、日本印刷技術協会が主催する東京・池袋サンシャインシティで「page2025」がはじまった。21日までの3日間で開催し、今年は144社が出展。印刷業界からメーカーやソフト提供会社などが出展し、最新の製品・設備、ビジネスソリューションを展示した。

page2025のテーマは「共奏」。今年は日本新聞協会と日本新聞製作技術懇話会とともに「JANPS(日本新聞製作技術展) in page2025」を会場内で開催し、最先端の新聞製作およびその周辺技術も集まった。


出展者の多くは「DX」を掲げたほか、印刷会社に求められる役割が印刷単体でなくマーケティングの領域まで幅が広がっていることからMAツールとの連携を図るサービスなども目立っていた。
日本製図器工業はRe-boardとともに、自社が開発した印刷機械やソフトウエアを展示。同社は什器やディスプレイなどでの普及が広がるRe-boardの日本総代理店で、組み立てや設計のノウハウを持つため、さまざまな形状の什器や展示会装飾などに対応してきた実績を持つ。ブースはRe-boardを紹介するエリアのほか、ブース全体をRe-boardで製作。担当者は「われわれ出展者だけで数時間で組み立てることができた。軽いため女性でも取り扱え、解体も簡単にできる」と語る。



BrushupはPDF、静止画、動画、Webコンテンツなどに関する修正など、制作物のやりとりを一元管理できるサービス「Brushup」を出展した。印刷物などの赤入れに対してチャットが展開し、修正情報を集約。修正前と修正後の比較閲覧のほか、修正毎のチェックツールなどを備える。「大手出版社などでの導入が進んでいる」と担当者は語った。


