
デザインとアートの祭典「DESIGNART TOKYO 2026」が10月30日、都内で開幕した。10回目となる今回は「HIBIKI(響き)」をテーマに、世界13カ国から約150組のクリエイターが参加。銀座や表参道、六本木など約70会場で、11月8日まで展示を展開する。
DESIGNART TOKYOは2017年にスタートした、東京の街を舞台にアートやデザインを発信するイベント。ギャラリーや商業施設、ショップなど、街中のさまざまな場所を展示会場として活用し、国内外のクリエイターや企業による作品を紹介する。来場者が街を巡りながらアートやデザインに触れられることが特徴で、異なる分野の交流や新たな価値の創出を目指している。

今回の大きな特徴は、旧東京高速道路(KK線)を活用したメイン会場で、約4,000㎡のスペースに約70組が出展し、アートやデザイン作品の展示をはじめ、期間限定のデザインストア、カフェ、トークイベントなどを展開する。会場の空間デザインは建築デザインスタジオALTEMY(アルテミー)が担当した。

開会式ではDESIGNART TOKYO代表の青木昭夫氏が10回目という節目を迎えたことへの感謝を述べ、テーマについて「さまざまな業種や分野でコモディティ化が進みやすいなか、異なる分野を新たに掛け合わせることで価値をアップデートしていきながら、時間軸を意識しながらものづくりに向き合い、サービスやデザイン、アートを届けたいという思いを込めた」と語った。

キービジュアルを手掛けたアーティストの小林健太氏は、KK線や渋谷など東京の街並みを撮影した写真を基に制作したと説明。「画像の一部を引き伸ばして絵の具を重ねたような線を表現したほか、空の色やアスファルトへの反射、夜に向かって青みを帯びる建物など、街中に見られる多様な青色を取り入れた。さまざまな色や街並みの模様が混ざり合っていく様子を今回のテーマと結び付けた」と語った。

会場に設けられた「STAGE」では毎日デザイン・アート業界のトップランナーによるトークイベントを実施する。
またSTAGEには透過型LEDビジョンシステムが設置、クリエイティブカンパニーのKonelとX Visionが手掛けたインスタレーションが披露される。ディスプレイには、その奥に広がる道路の風景が映し出されており、AIが来場者の中から一人を選び、その人物の視点に合わせて映像を調整することで、ディスプレイ越しに見える実際の風景と映像がぴたりと重なる、独特の知覚体験を提供する。

メイン会場では、期間限定のマーケット「AUTOBAHN – The Design Store」も設けるなど、従来の展示施設とは異なる環境でデザインとアートの魅力を発信する。メイン会場の会期は11月3日まで。都内各所の展示は11月8日まで開催する。












.png)

