世界最大級の工作機械見本市「EMO MILANO 2027」が2027年10月4日から8日までの5日間、イタリア・ミラノのフィエラミラノ展示場で開催される。出展募集にともない、10月25日に都内で記者発表会が行われた。
EMOは欧州工作機械工業連合会(CECIMO)が主催するドイツ・ハノーバーとイタリア・ミラノを開催地とする国際工作機械見本市。ミラノ展はイタリア機械見本市協会(EFIM)が主催し、会場はフィエラミラノの全12ホール、総展示面積約20万㎡を使用する。世界各国の工作機械メーカーや関連企業が集まり、最新技術の発信や国際的な商談、技術交流を促進する。

6年ぶりのミラノ開催となる今回は「Journey to the Center of Innovation(革新の中心地への旅)」をテーマに、切削・成形工作機械、ロボット、自動化システム、アディティブ・マニュファクチャリング、デジタルソリューションなど、製造業に関わる幅広い技術・製品を紹介する。特に人工知能(AI)を活用した生産技術や製造工程の高度化など、ものづくりの革新に関わるテーマに焦点を当てる。

イタリア貿易促進機構(ITA)東京事務所代表のジャンパオロ・ブルーノ氏は、2026年が日伊外交関係樹立160周年に当たることに触れ、両国の産業協力の重要性を強調した。今年1月に両国関係が「特別な戦略的パートナーシップ」に格上げされたことを紹介し、AIやロボティクス、半導体、バイオテクノロジーなどの分野で技術協力や投資の拡大が期待されると説明。EMO MILANO 2027を、日伊企業が新たな産業協力を構築する機会と位置付けた。

今回の記者発表会はJIMTOFを開催中の東京ビッグサイトで実施された。JIMTOFを主催する日本工作機械工業会(JMA)専務理事の柚原一夫氏は、日本の工作機械メーカーが欧州の技術を目標に製品開発や技術開発を重ねてきた歴史を紹介し「日本のメーカーは欧州に追いつけ、追い越せと努力を重ねてきた」と述べ、EMO MILANOをその成果を世界に発信する重要な舞台と位置付けた。

ミラノ展の実務運営を行うイタリア工作機械・ロボット・オートメーション工業会(UCIMU)ゼネラル・マネージャーのダヴィデ・デッラ・ベッラ氏は、イタリアの工作機械産業と市場動向について説明。イタリアは2025年の世界工作機械生産額で第5位、輸出額で第4位、消費額で第5位に位置する主要市場であり、伊メーカーは生産の多くを海外に輸出していると紹介。さらにイタリア国内でも設備投資需要の回復が見込まれていることから、EMO MILANO 2027は日本の工作機械メーカーにとって、イタリアをはじめとする欧州市場の顧客との接点を広げる重要な機会になると強調した。
基本出展料は1㎡当たり399ユーロで最小出展面積は20㎡から。2027年1月15日までの申し込みには、1㎡当たり375ユーロの早期申込割引料金を適用する。 通常料金と比べて1㎡当たり24ユーロの割引となる。
EMOは従来、ハノーバーで2回、ミラノで1回の周期で開催されてきたが、2027年のミラノ展に続き、29年はハノーバー、31年はミラノで開催する予定。その後は従来の開催周期に戻ることが発表されている。
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