大田区と川崎市、HICity先端産業創造委員会、キングスカイフロントネットワーク協議会は、大田区・羽田イノベーションシティと川崎市・キングスカイフロントの連携イベントを7月7日に羽田イノベーションシティ内「PiO PARK」で開催した。このイベントは両自治体や各拠点の医療・ライフサイエンス分野を中心とした取り組みについて意見を交換し、都市間・企業間の連携を深めるもの。

登壇した大田区・鈴木晶雅区長は羽田空港公園(仮称)を2028年に多機能空間として整備する計画を明かした。公園ではさまざまなイベントの開催も可能となる予定で、イノベーションシティと連携しながら賑わいを創出する方針。
また新空港線・蒲蒲線の計画についても触れた。蒲蒲線は現段階で、東急多摩川線矢口渡駅の近くから多摩川線を地下化し、JR・東急蒲田駅の地下、京急蒲田駅の地下を通って、大鳥居駅の手前で京急空港線に乗り入れる構想だ。令和20年代の開業を目指す。
そのほか羽田イノベーションシティの活動や「PiO PARK(ピオパーク)」の運用をはじめとするHANEDA×PiO(ハネダピオ)の取り組み、区立小中学校の熱中症対策システムの実証実験、医工連携の活動も紹介した。鈴木氏は「大田区の空港臨海部は今後も整備を進め、キングスカイフロントとも一層の連携を深めながら発展に取り組んでいく」と締め括った。

次に川崎市・福田紀彦市長が登壇。キングスカイフロントの概要と現在の活動を紹介した。この施設はライフサイエンス分野の研究における大学や研究機関の集積地で、現在は看護の現場で工学の技術を活かすプロジェクトをはじめ、入居する組織間で多くの事業や連携を展開している。
また川崎市は国際水素サプライチェーンの2030年度までの商用化実証を掲げており、川崎市臨海部・扇島地区では、液化水素基地の建設が昨年11月からスタートしている。福田氏は「大田区と川崎市のように、県の垣根を越えて連携している都市は非常に珍しく強みになる。二者をつなぐ多摩川スカイブリッジの開通をはじめ“グレーター羽田”として広域でつながれば、互いに活性化していけるのではないか」と展望を述べた。
後半のパネルディスカッションでは、藤田学園・理事長の星長清氏とキングスカイフロントネットワーク協議会会長/実中研理事長の野村龍太氏が加わり、商談だけでなく、人間関係を深める、アイデアをミックスする場としてもKING SKYFRONTやHI Cityのようなエリアのようなエリアが必要であることを、登壇者と参加者ともに再認識した。

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