【レポート】2026国際ウエルディングショー開幕

9月16日、東京ビッグサイトで2026国際ウエルディングショーが開幕した。会期は19日までの4日間。

国際ウエルディングショーは国内最大規模の溶接・接合、切断技術の専門展示会。隔年で東京、大阪で開催しており、東京での開催は4年ぶりとなる。前回の2024年大阪開催では345社が出展し、4日間で10万307人が来場した。

開場前から並ぶ人たち

今年は「未来をつむぐウエルディング・トランスフォーメーション―SMART CRAFT×DEEP TECHNOLOGY―」をテーマに掲げる。熟練技能や現場の知見、ものづくり文化を将来につなぐ“SMART CRAFT”と、AIやDX、ロボット、自動化、レーザー加工、シミュレーション、センシングなどの“DEEP TECHNOLOGY”を融合し、溶接・接合・切断技術と製造プロセスの変革を促す。

初日に行われた開会式では、主催者を代表して日本溶接協会の青山和浩会長、産報出版の大友亮社長があいさつした。

青山会長

青山会長は「その時代を映すテーマを掲げ、溶接・接合・切断技術の進歩を明確にしてきた」と展示会が果たしてきた役割を説明。技術ショーに加えてトレードショーとしての役割も強めながら国内最大規模の溶接・接合・切断技術専門展示会へと発展してきたことを強調した。続けて製造業に共通する人手不足や熟練技能者の減少、技能継承、生産性向上、品質の安定化といった課題を挙げ「製造業の課題解決の重要なヒントとなるような製品、技術が一堂にそろった」と自信を示し、初開催となる「ウエルディング コミュニケーション・ゾーン」などの企画を紹介。「技術者、研究者、エンジニア、現場で活躍する方々に最新情報、最新技術、新製品を幅広く提供するだけでなく、一般の方や学生にも、ものづくりにおける溶接・接合の重要性や将来性をアピールする場」と期待を示した。

大友社長

大友社長は世界を取り巻く環境について「社会情勢や科学技術の進展を見ても、驚くほどのスピードで変化している」とデジタル技術による生産性、創造性の向上やAI技術の発展、再生可能エネルギーへの関心の高まりなどを例に挙げながらも、国内製造業では労働力不足と人材確保が長年の課題になっているとの認識を示した。

溶接・接合・切断業界でも社会のニーズに対応した研究・技術開発、新製品開発が急速に進んでいるとして、展示会が新たな課題に対応する技術の動向をいち早く知り、体験できる場として存在感を高めていると強調。「AIを活用した新たなシステムや、製造プロセスの自動化・効率化、人手不足への対応など、従来の溶接・接合のイメージを大きく変える技術が数多く出展されている」とアピールした。

編集/執筆/取材
イベスル編集部

展示会・MICEの最新情報を発信する専門メディア「イベスル」の公式編集部です。東京ビッグサイトをはじめとする見本市会場に足を運び、主催者や出展者への直接取材を通じた「一次情報」をお届けしています。ビジネスチャンスを創出する場としてのMICEの魅力を、現場の視点からレポートします。

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