鈴茂器工は、6月10日から13日までの4日間、東京ビッグサイトで開催されている「FOOMA JAPAN 2025」に出展している。

今回の目玉は近年注目が集まる、おにぎり専門店などに代表される、ふんわりとした握りと、中と上にたっぷりと具が入ったおにぎりを製造する大型ライン製造機「ESSライン+海苔付け機」。会場では実際におにぎりを製造し、来場者に試食を提供していた。まずはコンビニエンスストアなど、国内での普及を中心にマーケティングしていく方針という。

また昨今は寿司だけでなく、おにぎりも海外で人気を集めている。グローバル市場に向けても大幅に強化している同社は、海外の衛生管理体制に合わせて業界初となる完全防水のり巻きライン「SVR‑SAE‑WE」を展示し、水洗いも実演。機械全体を丸ごと水洗いできる設計により清掃性と衛生管理性能が飛躍的に向上させ、工場やキッチンの生産性向上に貢献する。
そのほか大型の工場向けライン機だけでなく、店舗や厨房のバックヤードなどに設置可能な小型機も展示。均等にご飯をもりつけることができる「ご飯の盛り付け機」は、おにぎりの型とともに「外国人労働者や未経験アルバイトなど、おにぎりを作ることに慣れていない人でも、一定の品質でおにぎりを作ることができる」と使い方を提案した。



