
イベント用什器のレンタルを手掛けるモニックは、ラグジュアリー領域の提案を強化している。中心となるのが、デザイナーズ家具やコードレスランプなどを扱うブランド「LUFU(ルフ)」。従来のイスやテーブルに加え、より上質なイベント空間づくりに対応する。同社営業部部長・LUFU事業部の柴崎栄二氏に、ブランドコンセプトやレンタル運用の工夫について話を聞いた。(取材日:2026年1月29日)
上質な空間づくりに応える
「LUFU(ルフ)」展開の背景にあるのは、海外ブランドによるイベント需要だ。海外ゲストの利用を想定したサイズが求められたり、空間デザインへの要求が細かく、クライアントからはデザイナー名や製品名で家具を指定されるケースもあるという。こうした要望に応えるため、同社はデザイン性の高い家具をそろえ、レンタル製品として展開している。ラインアップはハイブランドのディナーやVIPパーティーを想定したもので、国内外からの調達に加え、現場の声をもとにオリジナルで製作した製品も含む。
空間演出を広げるコードレスランプ




中でも特徴的なのが、コードレスランプの展開だ。イベント会場では電源コードが動線や見栄えの妨げになることがある。そのため、テーブルに置くだけで空間演出ができるバッテリー式の照明をそろえた。従来、テーブル上の演出は照明や花装飾、キャンドルなどが主流だったが、レンタル製品としてランプを用意することで、家具とあわせた空間全体の提案につなげている。
活用の場はテーブル上に限らない。受付カウンターへの設置や暗い通路で来場者を案内する足元灯としての利用例もある。実際の利用では、派手な光を放つものよりも、落ち着いた明かりを灯す製品が選ばれる傾向があるという。イベント内容によって必要な雰囲気は異なるため、同社では複数のバリエーションを用意している。
運用面からも品質を守る

高級家具をレンタルで運用するには、破損リスクへの対応が避けられない。一般的な段ボールは濡れや劣化に弱く、積み重ねにも制約があるため、同社は専用の梱包箱を用意している。配送時の破損リスクを抑えるとともに、高級家具としての品質を保った状態で現場に届けられるよう工夫している。
近年は、インバウンド需要の回復に伴い、海外メーカーやイベント企画会社が日本でイベントを開催する機会が増えている。日本のイベントでは商品展示が主役となり、家具は脇役とされることも多い一方、海外案件ではくつろぎながらイベントを楽しむ空間づくりが重視される傾向があるという。そうしたニーズの違いを丁寧に拾い上げながら、ルフは今後もハイエンドなイベントを支えていく。
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