国際見本市連盟(UFI)と展示会業界のコンサルティング会社jwcは9月、「World Map of Exhibition Venues 2026」を発表した。2025年末時点で世界の展示会場は1565カ所、屋内展示面積の合計は4520万㎡となった。地域別の面積ではアジア太平洋が1730万㎡と欧州の1620万㎡を抑えて首位。2024年版で初めて欧州を抜き、今回も首位を維持した。一方で、会場数は欧州が543カ所で最も多く、アジア太平洋は441カ所だった。

発表に用いられた統計調査は、定期的に展示会や見本市などに利用される屋内展示面積5000㎡以上の施設が対象となっており、展示会専用施設のほか、ホテル、アリーナ、スポーツ施設なども含む。数値は2025年12月31日時点のもの。
レポートの公開に伴い、UFIのCEOであるクリス・スキースOBEは「展示会場は、経済インフラへの長期的な投資。今年のワールドマップによると、会場は世界中の産業成長に追随しており、世界の収容能力は4,520万㎡に達し、アジア太平洋地域は初めてメガ会場でヨーロッパを上回った。中南米、中東・アフリカも着実にシェアを拡大している。主催者にとってこの結果は、成長が見込まれる市場への進出と、将来を見据えたキャパシティ構築のための大きな余地があることを意味する」とコメントしている。
地域別の面積割合は、アジア太平洋が38.3%、欧州が35.8%、北米が16.7%。アジア太平洋は面積で欧州を上回るものの、会場数では欧州が多く、会場の規模構成に違いが表れている。10万㎡以上の大規模会場は世界に84カ所あり、うちアジア太平洋が41カ所、欧州が38カ所となっている。
国・地域別では中国が1388万㎡で世界全体の30.7%を占め、首位となった。米国が629万㎡、ドイツが316万㎡、イタリアが256万㎡、フランスが243万㎡と続く。上位5カ国・地域で世界全体の約63%を占めている。
日本は展示面積45万1695㎡、会場数13カ所で15位。世界全体に占める割合は1.0%、アジア太平洋地域では2.6%だった。国内の上位施設は、東京ビッグサイト(11万6540㎡)、幕張メッセ(7万2000㎡)、インテックス大阪(7万79㎡)、愛知県国際展示場(6万㎡)の順となっている。
jwcの社長兼CEOであるヨッヘン・ヴィット氏は「市場のニーズは急速に変化しており、会場の規模と質もそれに合わせて変化していく必要がある。最大の面積を追求するだけではなく、成功する会場は市場のニーズを満たすために、収容能力と質の両面でバランスを取る必要がある。世界の会場のほとんどは依然として2万㎡未満で、多くの市場にとって十分な規模。新たな会場の収容能力を検討している都市や政府にとって、このデータは適切な規模決定を行うためのベンチマークとなる。会場の質はまた別のテーマですが、同様に注力する必要がある」とコメントした。
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